留学を考えるとき、多くの人がまずアメリカやイギリス、オーストラリアといった英語圏の国を思い浮かべるのではないでしょうか?
でも実は、非英語圏の留学でも英語力を伸ばすことができ、さらに英語圏にはない多くのメリットもあるんです!
僕はオーストラリアで語学留学、フィンランドで学部留学を経験しました。
それぞれの国でどんな違いがあったのか、特に英語圏と非英語圏での留学の特徴についてお伝えします。
英語を学ぶだけでなく、視野を広げたい方はぜひ参考にしてみてください!
非英語圏で英語力は伸びる?
「非英語圏でも英語が伸びる?」と疑問に思う方もいるでしょう。僕も最初は同じ考えでした。
でも実際にフィンランドに留学して驚いたのは、フィンランド人の多くが流暢な英語を話せることでした。
フィンランドでは英語が第3言語になることが多いのですが、日常的に英語を使う人も多いため、日常生活に困ることはほぼありませんでした。
むしろ「自分も英語をもっと頑張らなきゃ!」というモチベーションに繋がり、自然と勉強に身が入ったように感じます。
オーストラリアで留学していたときは、周りも全員が英語のネイティブスピーカーだったので、英語に触れる機会は多かったですが、勉強の難しさを感じることも多かったです。
一方でフィンランドでは、ネイティブ並みに流暢なフィンランド人たちが英語学習者としての経験を持っているので、僕の間違いにも寛容に対応してくれました。
おかげで、話すことへの抵抗も少なくなり、英語を使う機会もどんどん増えていきました。
非英語圏での留学のメリット
非英語圏の留学は、異なる文化を学ぶと同時に英語を使って生活できる貴重な経験の場です。
以下、僕がフィンランド留学で感じたメリットを挙げていきます。
発言する機会が増える
フィンランドでは日本人が非常に少なく、僕のクラスには日本人が僕だけということも多々ありました。
クラスで「日本人としてどう思う?」と意見を求められることも多く、日本に関する授業内容では特に発言の機会が増えました。
英語で考え、自分の意見を伝える練習の場が広がり、リスニングもスピーキングも自然と上達していった気がします。
一方でオーストラリアでは、日本人学生も多かったため、日本について話す場があっても他の日本人が答えることも多く、僕自身が発言する機会は限られていました。
人数が少ない環境の中で、より多くの発言やディスカッションが求められる点は、英語力を伸ばす一つのポイントだったと思います。
英語学習への意欲が高まる
英語圏ではネイティブと会話をする機会が多いため、最初は気後れすることもあるかもしれませんが、フィンランドではほとんどの人が第2か第3言語として英語を学んで話しているので、僕自身も自然と「もっと勉強しよう」という気持ちになりました。
また、僕がオーストラリアで初めて電話をかけたときのこと。拙い英語が原因で「何を言っているのか分からない」と言われてしまい、電話を切られてしまいました。
英語圏ではネイティブが当然話せるものと考えられるため、学んでいる途中の僕には少し厳しかったんです。
でもフィンランドでは、話すのに苦労している様子を見せても温かく対応してくれる人が多く、会話の練習がしやすいと感じました。
さまざまな国の英語に触れられる
オーストラリアでは主にオーストラリア英語に慣れることになりますが、フィンランドでは留学生や移民など、多くの国から英語を話す人々が集まってきます。
日常的にイギリス英語、アメリカ英語、さらにはインドやアフリカなどの英語を耳にする機会があり、国ごとに異なる発音や言い回しに慣れることができました。
最初は聞き取りにくかったものの、だんだんと慣れてきて、さまざまな英語を聞き分けられるようになると、自然とリスニング力もアップしていきました。
異なる英語が飛び交う環境で過ごしたことで、英語の幅が広がったのを実感しています。
異文化交流が豊富
フィンランドでは、ヨーロッパ全土から留学生が集まってくるため、日本とは異なる文化や価値観を持つ人たちと毎日交流できました。
オーストラリアでも多国籍な学生がいましたが、フィンランドでは特に文化や社会制度の違いについて議論する機会が増え、英語を使って考えや意見を伝える練習にもなりました。
自分の考えを異なる文化背景を持つ相手に伝えるには、自分の意見や論点をしっかりとまとめ、わかりやすく説明することが必要になります。
そのため、英語を話すスキルだけでなく、自分を表現する力も磨かれたと思います。
まとめ
非英語圏での留学には、英語圏とは違った魅力や学びがあります。英語を日常的に話しながらも異文化に触れ、自己表現力やコミュニケーション力を磨く場としても素晴らしい体験ができます。
僕は、オーストラリアのような英語圏だけでなく、フィンランドでの留学で大きな成長を実感しました。
英語を学ぶ目的が仕事や資格だけではなく、広い視野を身に付けることならば、非英語圏の選択も考えてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント