フィンランドの美しい自然や質の高い教育、充実した福祉制度に魅力を感じ、移住を検討する方も多いのではないでしょうか?
僕もフィンランドに移住したひとりで、移住前にはビザの種類や取得方法について徹底的に調べました。
今回は、その時の体験も交えながら、フィンランドでのビザの種類や取得方法についてお伝えします。
フィンランド移住を考えている方の参考になれば嬉しいです!
フィンランドへの移住にはビザが必要
フィンランドへ長期間滞在するためには、いわゆる「滞在許可証(Residence Permit)」が必要になります。
移住前にはどのビザが自分に合っているのか、しっかりと確認することが大切です。
僕も移住の際にビザについて徹底的にリサーチし、自分に適したものを選びました。
フィンランドの主なビザの種類は以下の通りです。
- 配偶者ビザ
- パートナービザ
- 学生ビザ
- 起業ビザ
それぞれ取得条件が異なるので、自分の状況に合ったビザを選びましょう。
1. 配偶者ビザ
配偶者ビザは、フィンランド人の配偶者がいる場合に取得できるビザで、フィンランドで長期間暮らすための最も一般的なビザです。
僕も配偶者ビザを取得して移住しました。このビザを取得することで、フィンランド人と同等の権利が認められ、失業手当や語学学校の支援も受けられます。
移住後すぐは職がなくても、失業手当がもらえるので生活の不安を和らげることができました。
配偶者ビザは最初の1年後に更新が必要で、その後4年のビザが発行され、さらにその後は永住権の申請も可能になります。
手厚いサポートがあるので、現地で新しい生活基盤を作りやすい点がこのビザの魅力ですね。
2. パートナービザ
結婚していないカップルでも同棲期間が2年以上あり、パートナーシップを証明できる場合にはパートナービザが取得できます。
取得には同棲している証明書や、パートナーであることを裏付ける書類が必要です。
権利は配偶者ビザに比べると若干制限がありますが、フィンランド国内での生活はほぼ問題なく過ごせます。
ただし、審査が厳しく、経済状況や収入の証明も必要になるため、事前にしっかりと準備をしておくとスムーズです。
3. 学生ビザ
フィンランドで学びたい場合には、学生ビザが必要です。
学生ビザには主に以下の4つの種類があります。
- 交換留学:日本の大学から派遣される交換留学制度。僕の大学では、TOEFLスコアや面接の選考があり、競争率も高かったです。提携大学がある場合は最もスムーズに取得できる方法ですが、選考に通過する必要があるのでしっかり準備を!
- 正規留学:フィンランドの大学で学士や修士の学位を取得するための留学。現地で学位取得を目指すなら、このビザが必須です。大学の入学条件や、TOEFLやIELTSなどの語学スコアも求められることが多いので、希望する大学の要件を調べてくださいね。
- ビジタースチューデント(フリームーバー):交換留学制度が使えない場合や落選した場合には、自分でフィンランドの大学に申し込んで学ぶ「ビジタースチューデント」という選択も。フィンランドの大学の授業を受ける手続きは、大学のウェブサイトで確認して、自分で行う必要があります。
- オペア留学:フィンランド人家庭で住み込みで働きながらフィンランド語を学び、現地の生活に溶け込む形の留学。特に15歳~30歳未満の方にはぴったりで、現地の文化や言葉に深く触れるチャンスがあります。ベビーシッターなどの役割をこなしながら過ごすので、語学も実践的に身につくメリットがあります。
4. 起業ビザ
フィンランドで起業を考えている方には起業ビザがあります。
取得には事業計画の提出が必要で、フィンランドの経済に貢献する可能性を示すことが求められます。
僕の知人でこのビザを取得した人は、起業アイディアを明確にしてビジネスプランを作成し、計画が認められてビザを取得しました。
起業ビザは簡単に取得できるものではありませんが、北欧の活発なスタートアップ環境にチャレンジしたい方にとっては魅力的な選択肢です!
ビザ取得後の手続きやサポート
ビザを取得して移住したら、滞在先の市役所での登録や、銀行口座の開設、税務署での申請手続きも忘れずに。
フィンランドは社会保障が充実しているため、語学学校や失業手当のサポートも受けられることがあります。
僕も移住後に語学学校に通いましたが、仕事で使うためのフィンランド語を徹底的に学べてとても助かりました。
現地での生活基盤が整うと、新しい生活がますます充実していきます♪
まとめ
フィンランド移住を目指す方へ、ビザの種類と取得方法についてご紹介しました。
僕が調べた当時の情報をもとにしていますが、ビザの要件は変更されることもあるので、申請前には最新の情報をしっかり確認しておくと安心です。
フィンランド移住を考えている方にとって、ビザ選びは重要なステップです。
自分に合った方法を見つけ、計画的に進めることで、スムーズに新生活を始められるでしょう!
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